2018年5月21日月曜日

自宅キッチンで始めたデザートづくり全米350店舗へ。

「お金をmakeすることよりも、社会に変化をmakeすることに注力したい」と語るのは、植物性アイスクリームの開発者であるMami’s Gelatoのナオミ・ポスナーさん。植物性アイスクリームの普及を通して、今まで様々な理由でアイスクリームを食べられなかった人を笑顔にし、動物に無理強いしない、持続可能な食料供給を実現し、誰にとって「sweet」な社会創造を目指して活動しています。

今回私は、日本とアジア諸国での販売契約締結と、これからのビジネス戦略を話し合うために、インディアナ州のご自宅に泊まり込みでお邪魔しています。

ナオミさんとの出会いは昨年3月のニューヨーク。それからオンラインでの協議によって私たちのビジネスはスタートしたので、実際に会うのは今回が2回目。そして寝食共にする中で、「出会うべくして出会った」としか思えない共通点をたくさん見つけ、まるで古くからの友人か、親戚の家に来たかのように、彼女の自宅でリラックスしている自分がいます。

Mami’s Gelatoは今アメリカで爆発的に成長しています。12カ月前の販売店舗数は35店舗でしたが、今やその数はたった1年で350店舗に増え、売り上げは前年比900%。展示会で営業する必要はもうなくなったそうです。

にもかかわらず、その事実に甘んじることなく、商品開発に打ち込み、店舗を切り盛りする旦那さん、販促ツール開発を担う娘さんたち、営業とマーケティング担当の義理の息子さんと力を合わせて、新しい顧客に丁寧に対応する姿に、同じビジネスパーソンとしても、女性としても憧れの気持ちを抱かざるを得ません。

大手と組んでしまうことで、小さなレストランのビジネスを圧迫しないように注意を払う仕事の進め方や、メキシコのココナッツ栽培を復活させ、よりエコロジカルでエコノミカルな形で原材料を調達しようとする試みにも心から敬意を表します。

Naomiさんはお母さんに「世界は一つの国なんだよ」と言われて育ったそうです。だから彼女にとっては、様々な場所の良い人やアイデアをつないで、誰にとっても良い社会をつくることは、空気を吸って吐くくらい自然なことなのです。

Naomiさんのミッションに共感する方、ただ美味しいアイスクリームを提供したい方、一緒に世界に広げていきませんか?フィールドは果てしなく広いです。

ヴィーガンじゃない?

心配ないです。ヴィーガニズムを広げる活動ではありません。このミックスは牛乳とまぜてもすごくおいしいのです。「うちの大切に育てた牛が出す自慢の牛乳でココナッツアイスを作りたい!」という人もウェルカムです。可能性ははかり知れません!