2016年12月25日日曜日

ベトナムの禁欲的クラッカーに見える可能性

原材料は、玄米(62%)、ほうれん草(35%)、ベジタブルオイル、塩だけという超硬派なクラッカー。揚げてなくて、添加物ゼロで、グルテンフリー。そして100g入りでなんと130円程度ときたら、「小腹が空いてもコンビニで買うものがない」と嘆く健康志向の方には願っても無い商品では無いでしょうか。これら、ハノイの日本食や有機食品を扱う商店で見つけた品です。

*ココナッツ、ほうれん草、黒ごま、わかめのラインナップ



肝心の味は、正直かなりプリミティブで、食感は硬めなんだけど、好きな人はきっと好き。ベトナムでも健康志向の人が増えているとは聞いていましたが、ここまで突き詰めた商品を、しかもお洒落なパッケージで販売していることに驚き。



今、「日本の安心安全で健康寄与するものが欲しい」というベトナム側と、「ベトナムの有機食品の仕入れに関心がある」という日本側の双方のニーズが私の元に届いており、両国の様々な商品を吟味しています。

ベトナムの有機農業は国家プロジェクトとして今後素早いスピードで普及していくことが予想されていますが、日本はどうでしょうか。オリンピックに向けて世界基準のアスリート食を確保するため、有機食品への関心が高まっていますが、それでも有機農法を行っている日本の土地は1万ヘクタール。今年のオリンピック開催地ブラジルは70万ヘクタールまで増やしたと聞くと、到底間に合わないことは明らかです。

今はベトナム側の日本食へのニーズがその逆を上回っていますが、そう遠く無い時期に逆転現象が起こるのかもしれません。安心安全で、美味しくて、パッケージもおしゃれな海外の食品が、日常に溢れるような時代はそこまで来ているのかも。

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