2017年1月14日土曜日

100兆円市場。

イスラム法の基準を満たすことを消費者に示すハラル認証。その市場は100兆円に達したという報告も。ASEAN人口の40%はイスラム教徒であり、在日ハラル市場は500億以上。訪日ムスリムは35万人で、2020年には100万人に達するとも言われています。

日本の食品 ・飲食業界でも海外展開やインバウンド対応に向けてハラル認証獲得を検討する企業が増えているようですが、30兆円と言われる世界のハラル食品市場の中で日本食のシェアはまだ「皆無」と言う専門家も。世界の3人に1人はイスラム教徒という時代がやってくることを考えると、少しずつでも日本のシェアを伸ばしていきたいところ。

実際、ハラル認証には、イスラム法にのとっているだけでなく、健康的、清潔、安全、高品質、高栄養価であることも求められますから、そう思うと品質にこだわり、元来ヘルシーである日本食が持つ可能性は計り知れません。ただ個人的には、高いお金をかけて認証を得る前にできることがたくさんあると感じます。日本を訪れるイスラム教徒、コーシャー、ヴィーガン、ベジタリアン等の人たちが、口にしても良いものか、せめて自分たちで判断できるように、まずは何を提供し、どのように調理したのか、多言語で表示することから始めてはどうでしょうか。

来週は総人口の60%がイスラム教徒であるマレーシアへ行きます。旧正月前の一番消費額が伸びる週末の繁華街を目の当たりにしてきます。

以下は本日の日経新聞の記事:














*我が家から5分ほどのところには、着物地でムスリムファッションを作る会社「創作ギャラリーふく紗」さんがあります。ガイアの夜明けでも取り上げられていました。
http://www.fukusa.com/

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