この授業の指導教員であるLaurie Santos氏は、入学してくる学生たちは、それまでの努力において、自分の幸せを後回しにしてきたと述べていますが、実際イェールでは、50%以上の学生が、在学中にメンタルヘルスに関する支援を求めているのだとか。
この授業では、幸せの要素として学生が思い浮かべる、良い成績、華やかなインターンシップ、実入りの良い仕事等でなく、人を真に満たすものは何かについてポジティブ心理学を通して理解を深め、更に行動変容の方法についても学びます。
記事にもありますが、ポジティブ心理学を扱う授業は近年ハーバード等他大学でも人気で、実際、甥っ子が通う米国の大規模総合大学でも、「幸せの科学(The Science of Happiness)」と題した授業は一番人気だそうです。
「ポジティブ」という言葉から連想される、ただ楽観的に、前向きに生きるとかではなく、感情の扱い方、モチベーションの維持、逆境に立ち向かうことの意味、他者との関係性などについての学びを通して、どうすれば日々豊かな気持ちで生きることができるかについて学ぶこのような授業は、仕事だけが「メイン」になり難い人生100年時代に求められる重要なキャリア教育の一環であると感じています。
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