2016年11月24日木曜日

丁寧な言葉と関わりがもたらしたもの

ホーチミンにて開催された「2016 Japan Vietnam Festival」にて、愛媛の食料加工品を紹介しました。このイベントの参加者は、主に日本文化を好むベトナム人です。商談目的の業者が集まる展示会とは全く異なり、2日間で15万人以上が来場するこの「お祭り」に参加をした理由の一つには、一般のベトナム人が私たちの取り扱う商品をどのようにとらえるのか、生の声を聴きたかったという思いがあります。これまでは海外で活躍する和食関係者や駐在員の方々のフィルターを通して、現地のニーズ把握に努めてきました。しかし、現地での販路拡大していくためには、人口の大半を構成するローカルの人に直接アプローチしていかなければなりません。


今回の新たなチャレンジのために準備したのは、訴求力のあるメッセージを英語とベトナム語とデザインで伝える販促物。そして、英語、日本語、べトナム語、中国語を使いこなすベトナム人のタイくんに協力を仰ぎました。タイくんは、その言語力だけでなく、鋭い観察力で来場者のニーズをくみ取り、丁寧に商品の魅力を伝えてくれました。また、今後のビジネスにつながりそうな人物を見極め、私に名刺交換を促してくれたりもしました。おかげで、イベント終了後に、私たちのビジネスの転換をもたらすと思われる、重要な方々と話し合いの場を持つことができました。本当に感謝しています。

広告デザイン、通訳・翻訳は、テクノロジーの発達で経費削減の対象になりがちですが、ただの媒体や変換機でなく、優れた表現者・コミュニケーターとしてのそれらの存在は、簡単にAIなどに取って代わられることはないことを実感しました。

タイ君の通訳で地元のニュース番組の取材












イベント終了後のミーティング





               




0 件のコメント:

コメントを投稿