2016年11月7日月曜日

九州パンケーキから学ぶこと

話題の九州パンケーキ。プロデューサーは宮崎県にあるお寿司屋さんの2代目。商店街の活性化に尽力する中で、自分たちの成功だけを追い求めるのではなく、「経済の循環を生み出していくことが大切」という思いで、県境を一気に飛び越え、すべて九州産の材料だけで作ったパンケーキミックスを作ったのだと(参照:MACHI LOG)。小麦は大分、赤米は福岡、発芽玄米は宮崎、うるち米は鹿児島、黒米は熊本、もちきびは長崎、胚芽押麦は佐賀県、砂糖は沖縄から。今や全国600カ所以上の店舗で販売され、台湾とシンガポールには「九州パンケーキカフェ」もオープンしています。

通常「カロリー分の栄養素」という基準で食を選ぶ私が、市販のパンケーキミックスに手を伸ばすことはほとんどありませんが、先日この九州パンケーキを店頭で見かけ、その話題性、正直さと自信が伝わってくるパッケージに惹かれて迷わず買い求めました。早速週末に子どもたちといただきましたが、優しい甘さ、歯ごたえ、雑穀の風味、そして「九州の生産者さんが協力して作っている」というイメージも入り込んで、納得感と満足感の大きい朝食となりました。



さて、このパンケーキの粉から何を学んだか。それは地域資源を広く捉えて活用することの大切さです。最近、海外営業先でよく言われるのは「県ごとに売り込みに来られても対応が大変」「海外の人にとっては○○県産はこだわらない」「オールジャパンでいいものを厳選して持ってきてほしい」など。本当は隣県の方がその野菜の生産に的にしているのに、無理やり自分のところだけですべてを揃えることには無理があり、消費者のためにはならないということなんですね。私自身、単なる「地元推し」にならないように、愛媛県産品の本質的な良さをしっかり学ばなければなりません。

以下「九州パンケーキ」サイト:http://shop.kyushu-pancake.jp/








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