ホーチミン市内にある「アンナム・グルメ・マーケット」は、世界各国商品が手に入る、高級食材店。12月から1月にかけては旧正月のギフト販売が行われており、ショーウィンドウには華やかにラッピングされた品々がディスプレイされています。
そして店内では、訪れたお客さんが店員さんと商品を選んだり、たくさんの店員さんがラッピング作業に追われています。ちなみに、お一人が1件に費やす予算は4,000円〜20,000円程度なんだとか。
そんな店内で目に留まったのが、ベトナムの6次化産品ともいえる、国産を売りにした「顔の見える」商品たち。パッケージは英語表記で、店内に並ぶヨーロッパのお菓子やお茶と肩を並べても違和感のない洗練されたものになっています。完璧に外国人や富裕層をターゲットにした商品であることが見て取れます。
そんな店内で目に留まったのが、ベトナムの6次化産品ともいえる、国産を売りにした「顔の見える」商品たち。パッケージは英語表記で、店内に並ぶヨーロッパのお菓子やお茶と肩を並べても違和感のない洗練されたものになっています。完璧に外国人や富裕層をターゲットにした商品であることが見て取れます。
中でも特に目を引いたのが、「Vietnam Delights 25 Authentic Tea Collection」。ベトナム各地で採れた紅茶、緑茶、ハーブティーなど(アーティチョーク茶までも!)を25種類集めて、写真家によるそれぞれの地域の写真を施したパッケージに収め、「ベトナムお茶地図」も付いています。特にオルガニックの商品ではないようですがお値段は、125gで2,300円程度(アマゾンでは約4,000円)。魅せ方でブランディングに成功しています。これなら、冒頭の写真にあるラッピングされたギフトセットに入れ込んでも違和感ないと感じます。
で、同じ店内の日本食コーナーに目を向けると・・・・。こんな感じです。
まずギフトコーナーに日本のものはなく、日常使いの食材コーナーの狭いスペースに、日本でもおなじみの商品が並んでいました。日本のギフト文化は十分成熟していると思いますし、国際空港には外国人をターゲットにしたジャパンブランドを前面に出した商品が所狭しと並んでいますが、国境を越えるのは簡単ではないのですね。日本にだって、こだわりの生産方法や美しい生産環境を誇る商品が山ほどあります。それらが先ほどのベトナムのお茶商品のように、グローバル市場を意識した本気のブランデイングを行ったらどんなインパクトが生まれるのでしょうか?妄想するだけでワクワクします。
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